ビルにかかせないエレベーターも節電
株式会社日立製作所(以下、日立製作所)は、標準型エレベーター「アーバンエース」の新モデルを3月5日に発売した。
東日本大震災を機にますます高まっている節電ニーズに応え、天井照明にLEDを採用するなど、省エネルギー性をより向上させている。利用者の快適性や防犯への意識に訴求した安心機能を拡充。
(画像は日立ニュースリリース)
省エネルギー性の向上
全型式の天井照明にLEDを採用し、省エネルギー性の向上を実現した。LEDの特性を生かし、エレベーター待機時の消灯時間を3分から1分に短縮すること等により、従来の蛍光灯タイプのアーバンエースと比較して、基本仕様における年間の消費電力量を約30%削減できる。効果は使用状況により変動する。
乗車人数が少ない状態での上昇運転や、乗車人数が多い状態での下降運転時にエレベーターの巻上機で発生する電力を回生システムを用いて建物内で有効利用する。(有償付加仕様)
乗車時間、待ち時間を低減
(画像は日立ニュースリリース)
「かご」と、「つり合いおもり」のバランスがとれ、巻上機にかかる負荷が小さい場合に、巻上機の能力を有効活用して、エレベーターの速度を定格速度以上に上げる可変速ドライブシステムを改良した。
乗車率に応じた速度の切り替えを無段階に行うことで、乗車人数が1人の場合などにおいても速度を上げることが可能となり、平均速度が向上した。(有償付加仕様)
日立ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2012/03/0301.html