暖房ほとんど使わない省エネ住宅、普及、目指す
札幌市では、新築の省エネ住宅に対しての助成制度が、新年度からはじめる。寒冷地である札幌市は、冬の季節に使用する暖房エネルギーが、全国に比べて高く、多くのCO2が、家庭から排出されている。
札幌市は、この背景を受け、暖房エネルギーをできるだけ使用しない、高断熱化された、省エネ住宅、さらに、一歩進んで、海外のような、暖房ほとんど使わないにパッシブハウスに近い、省エネ住宅が、普及することを目指している。
助成基準は、断熱性能(熱損失係数)と気密性能(相当隙間面積)の評価による。最高等級の場合、熱損失係数が0.5 [W/(m2・K)]だとすると、120平方メートルの住宅で、暖房として使う、灯油使用量が、従来の住宅の10分の1以下、年間180リットルほどで済む計算になる。
札幌市は、省エネ住宅、普及により、2020年までに29万トンのCO2削減を目標としている。性能評価申請の受付は2012年5月中旬から行う予定だという。
札幌市
札幌版次世代住宅基準について
http://www.city.sapporo.jp北海道新聞
省エネ住宅 札幌から全道に普及を(3月18日)
http://www.hokkaido-np.co.jp