世界水の日とは
世界水の日(World Water Day)は、1992年に地球サミットで提案され、国連総会にて3月22日と制定された。
水の重要性に焦点をあて、世界の水資源の保全のために提唱されている。
今年のテーマは水と食糧
3月22日は本部のあるローマで、記念式典が行われ、今年は水と食糧の保障をテーマに話し合われる。
人間は一日に2~4Lの水を必要とするが、食糧を生産する過程において必要とする水の量は、1900~4800Lにものぼる。
国連は食糧を生産し、製品化するまでに、使用される水量を以下の通りに概算している。(単位は全て一つ)
牛乳:54ガロン(200ガロン)
コーヒー:37ガロン(137L)
卵:36ガロン(133L)
チーズ:68ガロン(250L)
パン:10.5ガロン(39L)
豚肉:186ガロン(690L)
ハンバーガー:634ガロン(2346L)
じゃがいも:6.6ガロン(24L)
肉や魚、動物からの食品(牛乳や卵など)は、大量の水を必要とする。
水の現在、そして未来
湿地や湖、その他の水源から得られた70%の水は、灌漑へ利用されている。また水産養殖は急成長している産業であり、高い水質を求められている。
現在の世界人口はおよそ70億人で、今後40年のうちに90億人まで増加すると予想されている。
国連食糧農業機関(FAO)は、2025年までに18億人が水不足の土地に居住し、世界人口の2/3が水に関してストレスのある環境にいると危惧している。
国連 世界水の日のサイト
http://www.unwater.org/worldwaterday/